旭川ラーメンについて

ラーメンについて

・醤油ラーメン  ・味噌ラーメン  ・塩ラーメン
・札幌ラーメン ・旭川ラーメン ・函館ラーメン ・釧路ラーメン
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・オホーツクの塩ラーメン ・オホーツクの塩 淡麗ラーメン
・オホーツク鮭節豚骨ラーメン  ・オホーツクの味噌ラーメン
・煮干しラーメン醤油  ・横浜ラーメン 六角家 醤油
・旭川ラーメン よし乃 味噌   ・千葉ラーメン らあめん美春味噌
・埼玉ラーメン 狼煙醤油   ・純連 札幌味噌ラーメン
・すみれ 札幌味噌ラーメン   ・彩未 札幌味噌ラーメン
・富山ラーメン 麺屋つくし 味噌   ・激辛ラーメン 味の三平 味噌
・旭川ラーメン 大吉 醤油   ・てつや 札幌ラーメン とんこつ醤油
・函館塩ラーメン 一文字   ・白樺山荘 札幌ラーメン 味噌
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・旭川ラーメン みづの 生姜醤油   ・旭川ラーメン 山頭火あわせ味
・札幌ラーメン 味噌 けやき   ・函館ラーメン まつ笠 味噌
・旭川ラーメン 青葉 醤油   ・旭川ラーメン 梅光軒 醤油
・旭川ラーメン 天金 醤油   ・知床ラーメン こはる 塩
・知床ラーメン こはる 味噌   ・知床 ラーメン こはる 醤油
・札幌ラーメン 味噌 一粒庵   ・旭川ラーメン ふるき 味噌
・札幌ラーメン いそのかづお 醤油   ・あさひ食堂 酒粕ラーメン 味噌
・札幌 辛味噌 俺のラーメン こうた   ・小樽ラーメン 初代 味噌
・北見ラーメン ななしぐれ 麺屋 味噌   ・網走しじみラーメン 塩味
・小樽ラーメン 初代 醤油   ・札幌ラーメン 銀波露 豚骨醤油
・旭川ラーメン 特一番 醤油   ・札幌ラーメン 吉山商店 ごま味噌
・千葉ラーメン らあめん美春 醤油   ・しじみラーメン 塩ラーメン
・埼玉ラーメン もっけい 味噌   ・シマエナガラーメン 醤油
・利尻昆布ラーメン 塩   ・昭和のラーメン 昭和40年 みそ
・大阪ラーメン 弥七 鶏白湯醤油   ・京都ラーメン 醤油 桃花春
・兵庫ラーメン 和海 塩  

旭川ラーメンについて

旭川ラーメンは、日本北海道の旭川市で発展した独特なラーメンスタイルです。この地域特有のラーメンは、動物系と魚介系のダブルスープが特徴で、豊かな風味と深い味わいを提供します。旭川の寒い気候に適応するため、スープにはラードが加えられ、これがスープの表面に膜を作り、熱を保持して冷めにくくする役割を果たします。旭川ラーメンのもう一つの特徴は、醤油ベースのスープでありながら、焦がしラードが加えられることで、独特の香ばしさとコクを加えています。地元の人々に愛され、観光客にも人気の高い旭川ラーメンは、多くのラーメン店で提供されており、それぞれの店舗で微妙な味の違いを楽しむことができます。旭川市内には、ラーメンのテーマパーク「あさひかわラーメン村」もあり、ここでは多様な旭川ラーメンを一度に味わうことができます。旭川ラーメンは、シンプルながらも奥深い味わいが特徴で、日本国内外のラーメン愛好家から高い評価を受けています。旭川ラーメンを家庭でも楽しむことができるよう、地元の製麺所からは、旭川ラーメン専用の麺やスープが販売されており、お取り寄せで全国の食卓に届けられています。旭川ラーメンの魅力は、そのシンプルさの中にある複雑な味わいと、寒い地域ならではの工夫にあります。一度食べたら忘れられない、温かくて心地よい一杯を、ぜひ旭川で体験してみてください。


旭川ラーメンの特徴

旭川ラーメンは、その独特のダブルスープと麺の特徴で知られています。スープは豚骨や鶏がら、魚介をベースに、煮干しや昆布などで風味を増し、臭みを感じさせないように仕上げられています。特に、ラードを加えることで香り高いスープとなり、旭川ラーメンのスープには油が多く浮いているのが特徴です。この油が多いスープは、厳冬期の氷点下30度以下の寒さでも、スープの表面の脂が膜を作り熱を逃がさない工夫として機能します。麺は中細太の縮れ麺で、加水率が27~32%程度と低く、スープが絡みやすく、濃厚な味わいを楽しむことができます。具材はメンマ、ネギ、チャーシューとシンプルですが、旭川ではホルモンを使ったラーメンも登場しています。旭川ラーメンの歴史は1947年にさかのぼり、養豚が盛んで豚骨が手に入りやすく、物流の拠点として煮干しなども豊富にあったことから、豚骨と煮干しを合わせたダブルスープが誕生しました。また、醸造業が盛んであったことからしょうゆ味が基本となり、地元の製麺業者がスープとよく絡む麺を開発しました。これらの特徴が組み合わさって、バランスの良い旨みとなり、旭川ラーメンは北海道三大ラーメンの一つとして親しまれています。


旭川ラーメンの歴史

旭川ラーメンは、北海道旭川市で生まれたご当地ラーメンで、その歴史は昭和初期にさかのぼります。戦前には中華料理店「竹家食堂」が旭川で中華麺文化を始め、その後「八条はま長」などの店舗がラーメンを提供し始めました。しかし、第二次世界大戦の影響で一時期その文化は途絶えてしまいます。戦後、1947年にラーメン専門店「蜂屋」と屋台から始めた「青葉」が創業し、旭川ラーメンの基礎が築かれました。これらの店舗はWスープや低加水麺といった旭川ラーメンの特徴的な要素を形作り、市内に広めていきました。特にWスープは、豚骨と鶏ガラ、魚介類を合わせたダブルスープで、65%以上のラーメン店が採用しており、旭川市の養豚業の盛んさと物流拠点としての発展が背景にあります。また、ラードを多めに使用することで、厳しい冬の気候にも対応し、スープが冷めにくい工夫がされています。麺は中細の縮れ麺が主流で、加水率が低いため、スープがよく絡みます。具材はシンプルながらも、旭川発祥の塩ホルモンや豚トロが使用されることもあります。価格帯は他地域と比較して高めですが、その分、豊かな風味と深い旨みが特徴です。旭川ラーメンは北海道三大ラーメンの一つとして知られ、札幌の味噌、函館の塩、旭川の正油がそれぞれの特色とされています。現在では、伝統的なスタイルを守る店舗から、独自の味を追求する店舗まで、多様なラーメン店が存在し、市民に親しまれています。


旭川ラーメンの有名店

旭川ラーメンは、北海道の代表的なご当地ラーメンの一つで、その特徴は動物系と魚介系のダブルスープにあります。このスープは、豚骨や鶏ガラをベースに、昆布や鰹節、煮干しなどの魚介類を加えて煮出したもので、深い味わいとコクが特徴です。また、旭川の厳しい寒さに対応するため、スープにはラードがたっぷりと浮かべられており、これが熱を保持し、寒い中でもラーメンが冷めにくくなる工夫がされています。旭川ラーメンの麺は、低加水中細麺が一般的で、スープがよく絡み、しっかりとした食感を楽しむことができます。 旭川には多くのラーメン店がありますが、中でも「らぅめん青葉」は創業から76年以上の歴史を持つ老舗で、正油ラーメンが人気のメニューです。スープは豚骨と鶏ガラに利尻昆布、鰹節、煮干し、野菜を加えて弱火でじっくり煮出し、動物系と魚介のダブルスープが旭川ラーメンの基礎を築いたと言えるでしょう。また、「旭川ラーメン 梅光軒」は、創業50年以上の老舗で、醤油ラーメンが特に有名です。豚骨と魚介系のスープは、すっきりとしながらもコクのある味わいが特徴で、地元民からも絶大な支持を受けています。 他にも、「らーめんや天金」は、野菜や魚を一切使わず、豚骨・鶏ガラを丸2日間とろ火でじっくり煮こんだスープが自慢の店で、ラードの油膜に覆われたラーメンは、ふわっと熱い湯気が上がり、昔ながらの懐かしい味わいを提供しています。そして、「蜂屋」は、昭和22年創業の旭川市内に2つの店舗を構える老舗で、焦がしラードが特徴のしょうゆラーメンが人気です。豚骨と魚介のスープに焦がしラードを加えることで、匂いを軽減し、保温効果を狙っています。 さらに、「らーめん山頭火 旭川本店」は、塩味の豚骨旭川ラーメンを全国に知らしめた名店で、しおらーめん、しょうゆらーめん、みそらーめんといったバリエーション豊かなメニューがあります。これらの店舗は、旭川ラーメンを代表する名店として、地元の人々はもちろん、観光客からも高い評価を受けています。 旭川ラーメンは、その独特のスープと麺、そして寒い地域ならではの工夫が詰まったラーメンで、一度食べたら忘れられない味わいです。旭川を訪れた際には、ぜひこれらの名店で本場の旭川ラーメンを堪能してみてください。旭川ラーメンの魅力は、ただの食事以上のものがあり、地域の歴史や文化、人々の暮らしと密接に結びついていることを感じさせます。寒い冬に温かいラーメンを味わうことは、旭川の人々にとって大切な日常の一部であり、訪れる人々にとっては忘れがたい体験となるでしょう。




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